fumika

イカリエ-XB1のfumikaのレビュー・感想・評価

イカリエ-XB1(1963年製作の映画)
4.0
待ちに待ったイカリエ-XB1公開初日に観てきました


22世紀後半、宇宙船イカリエ-XB1は生命探査のためアルファ・ケンタウリ系へと向かう途上、地球から旅立った宇宙船が朽ちた状態で漂流しているのを発見する
この漂流船によって悲劇に見舞われる中、船員たちはさらなる問題と新しい生命に遭遇することとなる


冒頭は物語のピークから始まり回想していく構成
昔の映画だしセットに少し不安があったけれどなんのその
船内の無機質な造りや衣装、効果音の徹底ぶりが心地よかった
(船外の造りに関しては好みもあるかな)
船内中央のIKARIEロゴが可愛い


よく噂されているキューブリック作『2001年宇宙の旅』に影響を与えたのではないか説を、これを観て違うと言う人はいないのでは


中盤まで淡々としていたから物語自体シンプルで終わるのかと思ったら、後半怒涛に風刺的流れを汲んできたりと一筋縄ではいかない今作
面白かったなぁ


終わりが古風だったのはそれはそれであり
ずっとワクワクが止まらずでした
劇場で観れたことが幸せ
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