1963年チェコスロバキアのSF作品「イカリエ- XB1」のリマスター版。
"がわ"に惹かれて観てきました。
新作に全く追いつかなくなり義務感しか募らず、こういうの丁度いい。
序盤から堪りません。
クレジット込みでTシャツにしたい。
小洒落たバーのBGVにしたい。
ビンテージでいてスタイリッシュな映像。
我々未来人が50年以上前の異国人の拵えた我々よりも未来のアウタースペースを観ているわけで、もはや本作を観る行為自体がSFというか、なんとも形容し難い体験でした。
テクノ以前の電子音楽のルーツは全く分かりませんが、これまたなんとも形容し難いスペーシーサウンドがキッチュで可愛げがあります。
まだまだSF作品が少ない時代で、5年後のキューブリック作品に影響を与えたとも言われているようですが、特筆すべき事は見当たらず、それぞれを楽しめばいいかと。
中盤はかなりダレるし、結局パンフも買わずじまい。
もう一度見るか?と言われたら、序盤だけなら何度でも見たいと答えます。
ポンコツロボコン登場シーンも何度でも見たい。
手塚治虫のロビタ級のナイスキャラ。
エンディング。
導かれたのはユートピアか否か。
本格的に社会主義体制がスタートした当時のチェコスロバキアを象徴しているのでしょう。
2018劇場鑑賞43本目