チェコの昔のSF。地球外生命体を求めて旅立った宇宙船内部の話。トンデモではなく、この詩的な閉塞感はレムっぽいなぁと思ってたらやっぱり原作そうだった。
セットのデザインも素晴らしかったのだが、ロボット(これもデザイン良い)を長年可愛がってる男や、女の子にお花をあげたくて、種の在庫があるなら早く育てて！と担当者に頼む若者とか(いざ渡しに行くとどうなったか気になってモニターで覗き見する面々)。摂らなければいけない飲み物が嫌いで犬にあげちゃう人とか、まったりしたダンスパーティーで踊る人々とか。宇宙での生活ぶりが楽しかった。
途中だんだんつらくなってゆくのだけれど、終わり方が綺麗ですっきり。敢えて映さない、のがまた良かった。
