あかね

影の列車のあかねのレビュー・感想・評価

影の列車(1997年製作の映画)
5.0
怪奇幻想映画。
スペインの有名な映像作家。

1930年。パリのとある弁護士。
死の数ヶ月前に自宅周辺で撮った
家族映画。完成間近に彼は謎の死を遂げた。それから70年最悪な状況で放置
されたいたものを修復した今作。

また原因不明の謎の死ってところが
残されたフィルムに更に
不気味さを与える。


この監督の作品また入手困難って
とこが辛い。。

最高に美しい!!
セリフも少なく冒頭は投げだしたい
気持ちにもなるが
その先に待ってる美しさ。

あろうことに亡くなってこの
大傑作が完成したと思う。

家族映画の登場人物が
亡霊として蘇る。
まるで生きているフィルム。
再現された人々。
佇むメイドなど魅せ方によっては
とんでもないホラー作品だった。

誰もいない屋敷なども
気配は感じる。
あのなんとも言えない空気感。
音楽がまた盛り上げてくれ
屋敷に魂を与えてくれます。

何気ない写真も全て私には恐怖
そのものでした。
最高に美しい作品。

セリフも少なく、物語が特別
あるってわけでもないのに
こんな大傑作あるのだろうか?
あかね

あかね