母と娘の物語
14歳で妊娠し出産したが親に反対され
我が子を養子に出されてしまう
養子となった主人公のエリザベス
(ナオミ・ワッツ)は現在37歳…
弁護士となりたくましく生きていたが
どこか寂しげでその寂しさを紛らわすかのように男性と関係を持っていた
実母は51歳になった今でも未婚で
我が子の事が忘れられずにいた
逢う事を恐れていた二人だったが
周りの人達と触れ合う事で心が穏やかになり次第に逢いたいと思うようになる
やがてエリザベスも妊娠してしまうが
一人で産むと決心する
(何故か親と同じ道を辿るのは運命なのか)
その時出会った盲目の少女はエリザベスのお腹を触るなり
「人の中に人がいる」
「まるでSFの世界…」この発想は斬新だった
妊娠すると母性が生まれその命を宿した瞬間から母親になるんだと思う
その神秘的な事を考えると本当にSFの世界なのかもしれない…
そして我が子が誰よりも愛おしくなる
またこの作品の中では素敵な言葉がたくさん出てくる
"共に過ごした時間が長いほど深い絆が生まれる"
養子における血の繋がりが全てではないという事
昨今子供が欲しくても授かれない夫婦も多い中で虐待され命を落とす子供達がいるのもまた現実なのだが…
いろんな意味で命の大事さや尊さ
人との繋がりが人生を大きく左右しているのかな〜
なんて思えた作品でした