新潟の映画野郎らりほう

キャプテンの新潟の映画野郎らりほうのレビュー・感想・評価

キャプテン(2007年製作の映画)
3.0
【素朴ド直球な痛快面白ろ映画】


麻央ちゃん目当てに『キャプテン』を観る(^-^。
一言で言えば《痛快愉快な親子向け映画の良作》だった。

野球少年達の素朴さが大炸裂しており[素の魅力・一生懸命さ・健気さ]が全開だ。 演技が下手とも取られかねぬ危険なアプローチだが、笑いパートでの『狙っている感』が無く 結果不意打ち気味の笑いが観客を襲う良い効果を生んでいる。 また素朴少年との対比として 筧利夫らの[強靭(やり過ぎ?)な演技]や麻央ちゃんの[甘たっるいVoice]等の脱力ギャップ要素が、素早い展開と相俟って 強いコントラストとなっておりテンポ良く飽きさせない。 漫画由来の[誇張と写実のメリハリ]や 随所の笑いレベルの高さも見逃せないが なにより真っ直ぐな野球少年同様の[直球仕様の映画]に仕上がっており 非常に心地イイ味わいだ。

注:しかし観る人によっては あまりに[素]で[素朴ド直球]な少年達の演技が[下手な演技]と映る危険性もあり この辺が最大の好みの分かれ目だろう(それ程[素]が大全開だった)。
麻央ちゃんは出番・アップ共に多く満足。

大ヒット漫画である原作は未読だし 野球にも思い入れがある訳でもなく、また いかにも《夏休み親子映画》の香りプンプンなのも 当初危険に感じていたのだが 結果としてそれら全てを打破する《痛快面白ろ映画》だった。




《劇場観賞》