志麻凛

バックドラフトの志麻凛のレビュー・感想・評価

バックドラフト(1991年製作の映画)
3.6
コヤッキースタジオのとーやさんが、動画内で何回か今作の名前を出しており、気になっていたのでこれを機に視聴。

“バックドラフト”という単語自体、聞き馴染みが無かったのですが、今作を視聴するにつれて「デッドコースター」で見たやつ!となりました。事前に、現象の起こり方はWikipediaで履修済みです。

そのバックドラフトをタイトルのようにメインに扱う今作。とある火事がきっかけで父親を亡くしたブライアンは、兄が隊長を努める消防隊員として勤務することになる。そこで、様々なバックドラフトを体感し、そのバックドラフトに隠された陰謀に迫っていく。アクション×サスペンスの名作。

冒頭の火事で、父親が亡くなる。次の火事で、ブライアンか兄のスティーブンか活躍する所を見る。3つ目の火事で、隊員を救うスティーブンとマネキンを救ってしまったブライアンの対比。この3つの火事が物語に良い感じにフリを効かせていて、クライマックスで起こる火事へと繋げていたように感じました。良い脚本で、終盤のとある人から出た言葉に、共鳴しました。

今作で引っかかったのは、ポンプ車の上での行為シーンです。あのシーンで、そういう作品を見ているような気分になりました。それを入れる暇があるのなら、入れて欲しかったシーンがあります。スティーブンの消防隊員の基地で飼われている、犬が綺麗になっている……的なもの。陰謀とか闇とかは目に見えない。しかし、その犬(可視化されている存在)を用いることで、上手く裏を見せれると思うので。

思っていたのと違う内容でしたが、2時間があっという間でした!USJのアトラクションも行けたら行きたい!
志麻凛

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