たま

ストリート・オーケストラのたまのレビュー・感想・評価

ストリート・オーケストラ(2015年製作の映画)
3.5
初めてブラジル映画を観賞。
タイトルとブラジルというだけで陽気な映画を想像したが、スラム街が舞台の暗く重苦しい画面とクラッシックの美しい音色という異色の取り合わせ。貧困と麻薬や犯罪が蔓延る街。子供たちは生まれる場所を選べない。与えられた場所で生きて行くしか道がない。
ラエルチの音楽指導で生きる価値を見出すが、この環境から抜け出すのは難しいものなんだなとラストで感じた。
ラエルチはそこでの経験が音楽家としての糧になっていき成長できたのだと思う。
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