ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白の作品情報・感想・評価

「ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白」に投稿された感想・評価

pico

picoの感想・評価

3.2
垣間見える「ただの1人の良い父親である」という恐怖。なぜ、書類にサインした人々にもその感情を向けてあげられなかったのか。「自分ではなくて良かった」ではなく「もし自分だったら」と想像して行動できるヒトでありたい。
yoshi

yoshiの感想・評価

3.1
ロボットに話しかけるように、雲をつかむような尋問だっただろう。
歯がゆさや、拘置所内の殺気が見てとれる。

その実、アイヒマンは死に怯える子供思いの父親であり、弱い人間の一人だった。勧善懲悪は現実ではあり得ないのだと改めて知れる内容だった。

「ヒトラーの歯車にしか過ぎない。」
「アイヒマンのような人間は大勢いる。」
印象深い言葉だった。
#4

アイヒマン裁判は難しい。
ナチを敵見なす側にもvsの構図があって。
有名なところではアーレントの傍聴記録。
ふぅむ…🤔
アイヒマン逮捕から有罪判決への尋問期間を淡々と描き続ける作品。
盛り上がりなどはなく、アイヒマンがユダヤ人虐殺にどのように関わったかを自白させるために尋問を続ける日々を描いているので正直飽きがくる。

アイヒマン尋問を描く作品は少ないのでまぁ悪い作品ではないのだけれど、この辺りを描くならハンナ・アーレントも登場させて悪の凡庸さに関しても扱うべきだったと思うので評価は低め。
Uknow

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3.0
静かな終焉

トーマスクレッチマン 軍服
HarryT

HarryTの感想・評価

3.7
ナチスドイツは、国家の目標に国民全員で向かう、つまり、個人の権利は国家のためならば抑圧するというファシズムと、アーリア人種の優位性を元にした反ユダヤ人種政策の二つの柱から成り立っている。その二つが互いに助け合いつつ加速し、加熱して、国を破壊し、普通に考えるとありえない悲劇を数え切れないほど引き起こしてしまった。

アイヒマン がこの映画で責められているのは、反ユダヤ政策への加担であり、彼の弁明は、自分は、ファシズムの一つの歯車に過ぎないということだと思う。
この映画自体はよくできていると思う。
ただ、私が残念なのは、イスラエルという被害者の国の話なので、仕方がないのかもしれないが、ファシズム自体への批判という視点が欠けていることである。アイヒマン は、ユダヤ人の殺戮に関与していなければ、罪がないのか?

今の状況で反ユダヤ、人種差別政策が支持を得ることは、想像しにくいが、個人より国家を優先するということは、実は容易に生じうる。

この映画を観ての感想としては変かもしれないが、改めて、こんなことを思った。
こもり

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3.0
無知なのでアイヒマンさんつまり誰…となり途中でぐぐる→アイヒマンテストのアイヒマンさんだった!
ユダヤ側の視点からするとそうなりますよね、って映画。ラスト30分の、アイヒマンはユダヤ人を差別し惨殺した悪い人だから処刑します!感。ユダヤ人600万人もいた?とかこんなに親切な看守いた?クリーンな取り調べしてた?とか疑問に思ったりするけど、淡々と取り調べが進む感じやアイヒマンの人間っぽさはよかった。
それにしても坂道や狭く曲がりくねった道が多いのが気になる。🇮🇱土地柄的に区画整理とか出来なさそうだししょうがないけどめっちゃ交通事故多そう。絶対運転したくない。
AkioSogo

AkioSogoの感想・評価

3.1
アイヒマンの事を多少なりとも知っている人向けかなぁ

イスラエルの尋問調書から作っただけあって、進行は地味です。
水曜日

水曜日の感想・評価

2.4
元ドイツ親衛隊将校アイヒマンがアルゼンチンで拉致され、イスラエルで取られた尋問調書を元に作られた映画。

アイヒマン役をドイツ映画でよく見る男前トーマス・クレッチマンが、頭を剃って演じている。その効果か、アイヒマンの元エリート風の語り口調が活きている。

「ドイツでジプシーの移送したか? 」
「はい」
「(ジプシーである)ガイドラインは?」
「ありません。命令に従っただけです。」

命令に対して無批判になる姿勢は、今日でもあると思う(無理な営業目標とか…)。この映画は繰り返し「命令された男」の姿を映しだす。

そんな命令された男に、命を奪われた人たちが哀れであると思った。

それにしても、このDVDのタイトルに「ヒトラーの…」と入れないとダメなのか?「アイヒマン」だけでもよいのに。
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