アキラナウェイ

エバン・オールマイティのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

エバン・オールマイティ(2007年製作の映画)
4.2
なぬー!?コメディで1番好きな映画「ブルース・オールマイティ」に続編があったなんて!(さやさん教えてくれてありがとうございます)

前作はニュースキャスターのブルース(ジム・キャリー)が一時的に全能の神の力を授かるお話。今回はブルースのライバル、エバン(スティーヴ・カレル)が主人公。

下院議員となったエバンが半信半疑で呟いた「世界を変えたい」という祈りが届き、彼の前に突然、神(モーガン・フリーマン)が現れる。「洪水が来る前に方舟を造るように」と言い渡されるエバン。

前作のテイストはそのままに。
モーガン・フリーマンの続投が何より嬉しい!
何せ、神様役。
何処にでも現れては消え、サラリと奇跡を起こし、しつこい程に示される神の啓示。

最初は反抗的な姿勢を崩さないエバンだが、最終的には神からの使命を受け入れ、方舟を造り始める。

スティーヴ・カレルのコメディアンとしての才能が見事で、大いに笑わせてくれる。中盤以降は見た目も本物のノアの様になっていくし、動物達も番いで集まって来る。まさに現代版ノアの方舟。

下院議員としてのセレブな生活が一変。
ボロの衣装を纏い髪も髭も伸ばし放題で、世間から嘲笑のネタにされるエバン。

夫を一時は見放した妻が、神から諭された言葉が良過ぎて震える。

これは恐らく"チャンス"だ。

"忍耐を"と祈れば神は忍耐をくれるか?
それとも忍耐のチャンスをくれるか?

"勇気を"と祈れば勇気を?それとも勇気のチャンスを?

もし"家族の絆を"と祈れば神はあったかい温もりをくれるか?それとも愛し合うチャンスを?

これは家族で乗り越えるべきチャンス。

コメディとしても良し、ヒューマンドラマとしても良し、終盤の洪水シーンは圧巻!

音楽も良くて、劇中に流れるRevolutionやエンドロールのEverybody Dance Nowなど、ベタだけど最後まで楽しませてくれる。

個人的には大好きで最高過ぎる!
まだの人はブルース・オールマイティから是非!