くぼみちゃん

ハサミを持って突っ走るのくぼみちゃんのレビュー・感想・評価

ハサミを持って突っ走る(2006年製作の映画)
4.0
タイトルと出演者が気になって何の気なしに選んだ映画なだけに不意打ち喰らいました。
簡単に言ってしまえばオカシイ人たちのヒューマンドラマをコミカルかつノスタルジックにセンセーショナルに描いた実話です。

普通って何だ。おかしいってどういうこと。境界はどこ?

幸せって何だ。それは誰にとっての?本当に望むものなの?ゴールは?

愛って何だ。対象は?どうすれば満たされる?いつ生まれていつ壊れるの?

自由って何なんだ。責任って何なんだ。決断ってどういうことだ…。
それら全ての正解って誰が決めるんだ。

この映画のテーマは多岐に渡り深いものだと思います。

みんな普通に幸せを求め愛を持って生きています。しかし完璧な人間はいません。欠けた心をどうやって埋めればいいのでしょう。抑圧された感情を何にぶつければいいのでしょうか。人生はどうしようもないんです。

色んな感情が湧き出て少し泣きました。
視聴してる方は少ないですがすごい映画です。