ブラジルから来た少年の作品情報・感想・評価

「ブラジルから来た少年」に投稿された感想・評価

トコ

トコの感想・評価

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おもしろかった
べらし

べらしの感想・評価

3.9
なんてこった、未来のヒトラーが出ているぞ!!(ブルーノ・ガンツ)

しかし凄い話だね
「ヒトラーのクローンを作ろうとする話」だけではネタバレの1割にすらなってないよ あそこまで"模倣"するとはなあ
じゅん

じゅんの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1979年の作品。グレゴリー・ペックにローレンス・オリビエとなかなか渋い名優が出ているサスペンス映画。

筋を説明するとネタバレになってしまうんだけど、アドルフ・ヒトラーのクローン人間をいっぱい作ろうとするナチ・ドイツのヨゼフ・メンゲレ博士と、その野望を暴こうとするナチドイツ戦争犯罪人ハンターのユダヤ人のおじさん(シモン・ヴィーセンタールみたいな)との息詰まる戦い。という感じ。
実際、この映画のこのあたりのコンセプトを知らずにこの映画を観るひとはいないだろうから、ネタバレというほどのことはないのだけれど。でも、物語の出だしのほう、「2年半かけ、世界中の65歳の公務員の男94名を殺害すべし」という首謀者からの指令は、観るものをサスペンスドラマへ誘う謎として、なかなかよくできている。
mits

mitsの感想・評価

3.2
アイデアは斬新だった。何故博士が94人を殺す指令を出したのかが分かった時は鳥肌モノだった。ただ演出がちょっとチープに感じた。
現代の有名な監督がリメイクしたらもっと面白くなると思う。
★ 罪は遺伝するのか?
  あの少年をあなたは許せるか?

あくまでも一個人的な考えとして。
製作者の意図を汲むだけが映画の楽しみだとは思いません。反戦映画を“戦争を賛美するためのプロパガンダ”に用いるのは避けるべきですが「この映画は戦争を賛美しているのかも」と受け止めるのは自由じゃないでしょうか。

つまり、百人いれば百通りの楽しみ方がある。
それを許容することが“真の多様性”であり、映画を末永く楽しめることに繋がると思うのです。

さて、それを踏まえて本作ですが。
主眼はサスペンス。ナチスの残党に下った「60歳代の男性を94人殺せ」という指令の謎を解していくように描かれた物語でした。

だから、謎解きを楽しむのが王道。
…なのですが、正直なところ、知識があれば物語中盤で全貌は見えてしまいます。ゆえに答えを知ってしまったサスペンスは面白くない…なんて考えても仕方ない話でしょう。

また、配役が微妙でした。
グレゴリー・ペックを主人公にしてしまったために、出演が少ない前半が散逸した雰囲気になってしまったのです。“謎を追う側”を主人公にすれば、退屈な感覚を避けることが出来たと思いました。

しかし、本作の真骨頂はその先。
真実にまとわりつくような“狂気”が面白いのです。これは製作者の意図ではないかもしれません。でも、面白いものは面白いわけで。オカルトと科学の真ん中を貫く“狂気”には独特の魅力があるのです。

しかも、70年代の映画ですからね。
表現が攻めているのですよ。不謹慎を承知で書くのならば、ロウソクの匂いが立ち込める理科室の感覚。ビーカーとフラスコとプレートと…なんて禁忌の科学実験を思い起こす楽しさに満ちているのです。

そして、見事だったのは《子役》の選択。
彼を起用した時点で…本作は既に完成していたのかも。

まあ、そんなわけで。
現代の視点で捉えるとB級映画ですが、各国を股に掛けた豪華なロケから考えるに当時は違ったのかもしれません。なかなか味わい深い物語なので、期待値を下げてから臨むことをオススメします。
Hiro

Hiroの感想・評価

3.4
ゾッとした、全編謎と不思議感漂う作品。何故か、リアルな未来を予想させる衝撃的作品
CIVIL

CIVILの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

父のオススメの作品だったので鑑賞。この当時にここまでクローンの描写がされていることに驚いた

少年が不気味だった、含みを持たせる終わり方好き
Shirota

Shirotaの感想・評価

3.2
南米パラグアイ。ナチス残党のメンゲレ博士(グレゴリー・ペック)は同志を集め、2年半で世界中に散らばる、94人の65歳の公務員の男を殺害するという計画を企てる。

有名なナチ・ハンターのリーベルマン(ローレンス・オリビエ)はメンゲレの仕業と知り、調査を始め、ある共通点に気付く。

その目的とは…


とにかく少年の不気味さが怖い。
彼の出生の秘密が、あの青くて冷たい目の中に、底知れぬ怖さを感じる。
物議を醸したラストのシーンにも、冷酷で残虐な気質を垣間見ることができる。

グレゴリー・ペックと、ローレンス・オリビエは、オーバー気味な演技で古さを感じてしまうけど、この映画は、この少年ありきだと思う。

2人の直接対決が取っ組み合いというのが少し間抜けに思えるが、少年の犬を使ったやり方は、直接手を下さず、命令する姿は、ヒトラーを彷彿とさせる。

メンゲレ博士が実在の人と知り、驚き。
hideharu

hideharuの感想・評価

3.0
2018.12.22 DVDで再見。
初見はゴールデン洋画劇場の未公開特選みたいな特集で。

確か当時すでにロードショーやスクリーンなどの雑誌を愛読していたのですがこの映画も一応は公開予定として紹介されていたのですが何故か劇場未公開のままTV放送されてしまいました。

とにかくアイドル的な人気俳優は出演していませんが主演からほんのチョットの脇役まで実力派俳優で埋め尽くされています。こんな映画は滅多にお目にかかれるようなものではありませんね。
そしてローレンスオリビエがアカデミー賞に10度目のノミネートとなり、原作も「ローズマリーの赤ちゃん」のアイラレヴィンのベストセラーと話題性もあったのですが、もしかしてナチがらみで配給会社が二の足を踏んだのかな?

パラグアイでユダヤ系アメリカ人の青年がナチの残党に不穏な動きがあるのを突き止め、ウィーンに住む老齢のナチハンターに助けを求めるところから始まります。

リストにある北米、ヨーロッパ各地に住む65歳の公務員を94人暗殺しろという謎の指令の意味とは。
そしてその先にある衝撃の事実とはって感じでしょうか。

ローレンスオリビエはこの映画の2年前には「マラソンマン」てわナチの方を演じてましたがこちらでは逆の立場のナチハンターをいい感じのヨボヨボ感を出して演じています。
かたやグレゴリーペックが白粉に頬紅の薄気味の悪いヨセフメンゲレを演じています。
上にも書いた通り名優がたくさん出ていますが新人の子役ジェレミーブラックが「オーメン」のダミアン並みに不気味な存在感を出しています。残念ながら彼の出演作はfilmarksでは本作のみとなっています。

タイトルは「ブラジルから来た少年たち」としないと英語タイトルもBoysになっているし、かなり重要です。
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