ジョージ・ルーカス監督の長編デビュー作品。ベースになっているのはルーカスが学生時代に撮った15分の短編。
25世紀、コンピューターが支配する地下都市。人は番号で呼ばれ仕事に従事し、感情や娯楽なども抑制されていた。そこで暮らす「THX1138」と「LUH3417」は精神安定剤を摂取しない日々を続けて…。
ルーカスといえば大衆的な娯楽作品っていうイメージがあったので、この作品の前衛的でアート映画の様な雰囲気に驚きました。白を基調とした地下空間の映像美はさすがの一言です。
説明台詞や描写が少なくやや難解に感じました。
ただ、テーマは管理社会に於ける感情の発露、あるいは、人間性の回復といったもので、そう珍しいものでもないかなぁと。あっ、でも、その当時はわからないですよ。
何せ、設定上、主人公THX1138の感情が希薄なもので、観ていて面白いなぁとはならなかったですね。
僕がSFはあまり得意じゃないってのもあるかもしれませんが。
予算は大事っていう事に妙にインパクトを感じました、笑。