mikoyan358

勝利の朝のmikoyan358のレビュー・感想・評価

勝利の朝(1933年製作の映画)
3.0
2009/2/12鑑賞(鑑賞メーターより転載)
役を得たいと願う純粋な田舎娘のふりをして、有力者たちを相手に我が身をもネタ?にして芝居を打つ主人公エヴァ。表向きは自信満々だが端から見ているこちらには空元気というのが明確。でも最後に自分が成功のきっかけを掴んだとたん、一気に不安に押しつぶされそうになる...そんな変化を表情と仕草だけで見事に演じ分けたキャサリン・ヘップバーンには、(正直それほど美人でもないのに)この後大女優になるオーラが既に漂っている。彼女が舞台でどんな演技をしたかあえて見せないという構成も、想像力をかきたてておりニクい。
mikoyan358

mikoyan358