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霊界魔人ミスターXの堊のレビュー・感想・評価

霊界魔人ミスターX(1948年製作の映画)
4.0
全体的にめちゃくちゃ大味なのだけれど、冒頭の本当にヤバすぎる後退ショットからずっとジョン・オルトンが暴れてる。
回転するカメラとか、広すぎる屋敷とか楽しみつつも本当に筋ともども大味なのだけど、「ライトをつける」ことを起点に始まった物語がライトを消されるアクションで終わることに驚かされる。ここまで電気をつけることと消すことで成り立ってる映画も見たことない。
インチキ霊媒師フィルムノワール多すぎ。ほとんどあらすじだけなら黒沢清みたいな話。
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