せびたん

デッド・フライトのせびたんのレビュー・感想・評価

デッド・フライト(2007年製作の映画)
3.6
めっちゃ軽いノリが素敵な映画でした。
やっぱ私はこういう映画のほうが落ち着きます。前半に時間をかけて紹介された人物の設定がほぼ何の意味も持たないという。
伏線は何ひとつ回収されず、想像させられたようなドラマも起こることはなく、ただみんなゾンビ化していく、という実にパンクな?アナーキーな?アンチロマンな?展開が私はとても気に入りました。

設定的には、軍事兵器の開発途中で生まれたらしいゾンビ的な何かが民間旅客機の貨物室に載せられていて、容器に密閉されていたのに出てきちゃった、というところから始まる話でした。

ゾンビ的な何かの正体は元々軍事兵器の開発に関わっていた女性研究者でして、彼女は何らかのアクシデントに巻き込まれた結果、ゾンビ(的な何か)化したらしいのです。しかしなぜ彼女がそうなったかを知る人たちが早い段階で、あっという間に彼女に食われてしまうので、結局謎は謎のまま放置されました(←ここ、重要な笑いのツボでした)。すべてがこんなふうになるっていう。笑

飛行機内で退屈だからとアメフトのボールでキャッチボールするシーンも最高!
なんてバカなシーンを思いつくのかと…笑
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