♯27(2025年)呪いの車vs保安官事務所
舞台は70年代のユタ州のサンタ・イネス
主人公は、保安官のウェイド。
この町でサイクリング中の男女やヒッチハイカーが漆黒の71年式リンカーン・コンチネンタルマークIIIのファントムトップにはねられて死亡する事件が発生する。
ウェイドの彼女ローレンの勤務先の中学校でもマーチングバンドの練習中にその車が現れ襲いかかってくるが、生徒たちは何とか墓地に避難して難を逃れる。墓地の内側からその車をdisった女教師は、その報復としてこの車の犠牲者になってしまう。この車はフロントガラスや、タイヤを撃ってもビクともしない防弾仕様。トーマス郡の保安官達は、この車を葬るためにある作戦を実行に移すのだった。
◆良い点/注目ポイント
・家の中に居るのに車に轢き殺されるという謎の現象や、家の中でエンジンをふかされてしまう迷惑行為。保安官の怒りが頂点に達した対応が、想像の斜め上を行っていました。
・この世のモノでは無い呪いの車に対して牧師やナバホ族のシャーマンに頼らず、銃火器のみに頼るところがアメリカンです。
・ホラー映画のようにヴィランの一人称視点で犠牲者を追いかけるシーンが多いのです。この作品は日中の描写が多くて画面が真っ黒にならず反射した自分の顔に驚く回数が少なくて助かりました。
◆改善点
・無し。
◆総括
・暗黒の闇に住まう者よ
地獄の熱い風に乗り悪魔の業より現れよ
死亡フラグの予想が全て外れる珍しい作品。
マニアックな映画を探している方にオススメです。
-2025年27本目-