自然対人間のみの構図じゃなくて、自然対自然もあり、入れ子の二重構造になってるのがすばらしい。当然サンやエボシの気持ちも分からないではないが、一番辛いのは猩々の立場な気がする。板挟みはしんどいよね。「シシガミサマタタカワナイ、ワシラシヌ、ヤマイヌノヒメヘイキ、ニンゲンダカラ」
考えないといけないことも多いが、可愛い描写も多い。シシ神が夜の姿(デイダラボッチ)から昼の姿に変わるときに、風に靡くコダマがめっちゃ可愛い。最後も一匹コダマが出てくるけど、例のようにカラカラ言ってて可愛い。
「森とたたら場、双方生きる道はないのか」
「サンは森で、私はたたら場で生きよう、共に生きよう」