ななみ

もののけ姫のななみのネタバレレビュー・内容・結末

もののけ姫(1997年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

もう何十回と観ている作品なんですが、最後は号泣してしまった。なんなら最初のアシタカせっ記が流れた時もちょっぴり泣いてたんですけどそれは内緒です。

駿さん始め制作陣にも、今回企画してくださった方々にも、もう関わった全ての方に感謝感謝感謝。

こんな半端ない熱量の映画を、当時保育園児のわたしは映画館で2回連続で観たんですが、たぶんほとんどストーリーはわかっていなくて、でもなんだかとてもすごいぞ!という感覚でした。
いや〜〜〜〜〜〜〜すごいわ。とてもすごいわ。
駿さんは天才か??神か?????
人間国宝まったなし。
日本が全宇宙に誇る最高の映画です。

男鹿さんの風景もさ!!!!!!
実はもののけ姫観るの約2年ぶりでお久しぶりですという感覚だったんだけどね、風景の緻密さなんじゃこりゃ!?!?
シシガミの森のシーンなんか、ただただ圧倒されました。
プロってすごい。。



例に漏れず超長文になってしまった。
愛が強すぎる文章のとっ散らかり具合は多目に見て欲しい。
語り尽くせないけど語りたいんじゃ。


あとね、ヤックルと馬の走り方の違いとか、そういう細かいところを駿さんは当たり前に気にしてくれてるんですけど、でもだからこそリアリティが増すんですね。
だからこそ画面に力が宿るというか、説得力が増すというか。

人物の心情の描き方もだし、なんというか、映画を見ていてすべてが自然なんです。
こんなことするかな?とか、いやそう思ってるならここでこういうことはしないでしょ、とかそういう矛盾や違和感がなくて、セリフひとつ取ってもそこには複雑な想いを抱えるキャラクターの気持ちがきちんと込められていて、ただ王道とかかっこいいセリフとかそういう表面をなぞったような薄っぺらい表現じゃないんですよ。
なにかがあって、それによって感じるものがあるからそのセリフが、またはその行動が出てくるんだと。
シシガミの森で助けられた甲六が、最初コダマを見て怖がるところなんかは人間というものをよく表現していると思います。
自分のよく知らないもの、自分とは異なるものを怖がり、排除しようとする。
シシガミ殺しを命じるのは天朝様(天皇)で、おそらく欲もありながら、未知のものへの恐怖もあり、そういうことをするのかなと推測してますが、実際帝は登場はしないのでわかりやすく甲六を始めとしたタタラ場の人達がその役目を担っているのでは?

音楽も最高です。
久石さんは常に最高なんだけど、こともののけ姫に関しては場面と音楽がドンピシャというか、絵と同時にこの世にぽんと生まれ出てきましたよねこれ、というレベルの芸術。もうこれしかない。
弛れるところなんか一瞬もない。
瞬きすらしたくない。

最後、シシガミ様が倒れて吹く強風のあと、山に緑が芽ばえるときの「アシタカとサン」からのエンディングの流れは家で観てても毎回泣くんですけど、大スクリーンで見たら前述の通り号泣しました。
そこで甲六の「シシガミは花咲か爺だったんだなぁ」というセリフがあって、このセリフって結構重たいものだと思うんですよ。
それまで化け物と恐怖していたシシガミ様という大きな存在を失って初めてそのものの持つ価値を知る。それが人間の歴史だと。


どうでもいいけどわたしの夢は山犬の背中に乗って走り回ることです。
あとヤックルといちゃいちゃしたい。
駿さんの作品は動物のかわいさもピカイチだしもうなんなの。全力でわたしを侵略してくる。
好きなんじゃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

最高級のものを視覚も聴覚も含め、肌から全身で受け止められた幸せよ。
あと最低3回くらい観にいきたい。