tetsu3

もののけ姫のtetsu3のレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
4.5
生きろ。

今、この時代に、こんな世の中で、このような状況で、この作品を観ることができて本当によかった。

"調和"の大切さと難しさ。
"境界"はとても不安定だ。

生。死。
畏。怖。
人工。自然。
人間。もののけ。
与え。そして、奪う。

アシタカ、サン、鑪の民。
そして、もののけたち、シシ神。
それぞれがお互いの"境界"を不安定にさせる。

正しいのは何か。
誰が正しいのか。
神が与えるものは安寧か災禍か。
生きるために、奪い。
守らんために、抗う。
鑪の民も、もののけも、
砂金を奪おうとする輩も侍も皆同じ。
解決法など存在しないのかもしれない。
それは、僕らの生きている世界でも同じなのだろうか。

まだまだ自分の中の理解が進まない。
観終わった瞬間にまた観たくなる映画だった。

ただ、何故だか「もののけ姫」は、「ナウシカ」とシンクロしているような気がしてならない。