半兵衛

セブンス・コンチネントの半兵衛のレビュー・感想・評価

セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)
3.5
カメラなんてのは人間の心情をすくえない、出てくるとしたらそれはスタッフが作り上げた紛い物なんだよというハネケ監督の冷徹な語り口がスパークして、何が起こるかわからない緊張感のある展開となりぐいぐい引き込まれて最後まで鑑賞するが下手なバイオレンス映画を見ているよりもしんどい気分に。

ノンフィクションをふくめ過激な題材を、ローな状態の語り口で提供して心情をむしばむスタイルは90年代以降の日本映画に通じるものを感じる。
半兵衛

半兵衛