セブンス・コンチネントの作品情報・感想・評価

「セブンス・コンチネント」に投稿された感想・評価

okada

okadaの感想・評価

5.0
しんどい
愛していると自分自身に思い込ませてるものを全部叩き壊したくなる衝動すごくわかる。
臼い

臼いの感想・評価

-
淡々としている
Shaw

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3.9
ぶつ切りのカット、クローズアップ、説明最小限でセリフも最小限、と情報の制限で観客にできる限り考える余地を与える作品であるのはもう長編劇映画デビュー作のこのときから既に。

とはいえ後続のハネケ作品に比べてもやっぱりどうしても面白みがなさすぎて、彼の映画は映像に集中してなきゃ置いてかれるのに、非常に集中しにくいつくりになってるせいで少し残念。

明らかに『ラルジャン』な例のショット好きだな笑
やっっと観れた!!

ある家族が第七の大陸へと向かうお話し。

結末に対して、観客全員が「何故?」となるはず。
この家族の周りの人たちもまた同じように、「何故?」となったんだと思う。

実話ベースらしい事にまた驚く。
春男

春男の感想・評価

-
人生は行為で出来ている。
行為の連続。
tsukiko

tsukikoの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とある中産階級の一家が心中するまでを描いた秀作。元ネタは実際の事件。

ハネケが事実に基づいて作ってるので、なぜ
彼らがそうしたのかが一切語られていない。また、そこが想像の自由を与えていて作品の魅力にもなっている。

一家はもともとそれぞれが若干の不安要素を抱えていて、一歩踏み外したら転げ落ちそうな雰囲気を醸し出している。案の定、終盤では何かが起こって心中という手段を選ぶ。…いや、別段何も起こってないのかもしれない。しかし確固たる強い意志で娘も巻き込んで死ぬことを選び、その意思を両親あての手紙にしたためている。

ラスト30分は、死の直前に家の中をひたすら破壊していく様子が描かれる。家具も家電も可愛がっていた熱帯魚の水槽も何もかも。人生から解き放たれるための儀式にも見えるが、ハネケは解放を表現していないと語っていた。

初見時から私もそうは思っていなくて、あれは自分たちの過ごした時間の全てに対する終活の形だと感じた。財産も全て銀行から引き落としてトイレに遺棄していく。これは実際事件で行われたことらしい。だからハネケも、なぜ彼らがそうしたのか分からない。

破壊された中にレコードもあって、夫のゲオルクが音楽好きであったことから愛していたはずの文化をも破壊してしまうという行為は、生きてきた人生の強制的な幕引きの形であり、同時に生きる未来への強い拒否でもある。

ゲオルグは壁に妻のアンナと娘のエヴァが死亡した日時を書き、自身のそれについては「?」とする。秀逸なシーンだ。だって、「?」だよ。たしかにその時点では生きてるから分からないのだけど、それならわざわざ自分の名前を書かないだろう。あえて妻と娘の名前に並べて書いたのは、エンドロールのように見えた。自分がたしかにこの事実に関わっていたと証明するような。

ハネケはなかなか見づらい(大好きだけど)作品が多いけど、今日本にいる人には刺さりそうな内容なのでオススメです。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.5
カメラなんてのは人間の心情をすくえない、出てくるとしたらそれはスタッフが作り上げた紛い物なんだよというハネケ監督の冷徹な語り口がスパークして、何が起こるかわからない緊張感のある展開となりぐいぐい引き込まれて最後まで鑑賞するが下手なバイオレンス映画を見ているよりもしんどい気分に。

ノンフィクションをふくめ過激な題材を、ローな状態の語り口で提供して心情をむしばむスタイルは90年代以降の日本映画に通じるものを感じる。
matsu

matsuの感想・評価

4.0
「ピアニスト」「ファニーゲーム」などのミヒャエル・ハネケ監督作品。
その途方も無い才能をいきなり発揮した監督のデビュー作!!



〜~以下ネタバレあり〜~

ある平凡な家族(父、母、小学低学年の娘)が日常生活を捨てて(生きる事を諦め)、破滅へと向かうストーリー。

いわゆる一家心中をするのだが、詳細な理由は不明。妻から義父母への手紙で、実の母が亡くなったこと、妻の弟がそれにより精神を病み自分がときどき世話をしていること、夫が直属の上司と対立しながらも昇進したことなどヒントになる事は出てくるが…

後半はひたすら、家中を破壊し思い出のものを破りお金をトイレに流す映像。テレビで音楽映像を見ながら、毒を飲み死を待ち、順番に死んでいく…

空虚な人生を諦めて、死ぬことにより、タイトルの第7の大陸(土地)を目指したのか…

(未来ある娘が何よりも可哀想でした)
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