セブンス・コンチネントの作品情報・感想・評価

「セブンス・コンチネント」に投稿された感想・評価

marco

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3.9
いつから退屈な日常になってしまったのか
家の中を破壊していくくだりはある意味痛快でもあった
オーストリア在住の家族が第七の大陸に旅立つまでの三年間を部分的に描いた作品。実話を基にしたヒューマンドラマ。

3部で構成されていて、1部と2部は単調な日常生活の様子を一年刻みで描いたものであるが3部まで観終えると、ガラッと印象が変わる。すべては監督の布石であり、監督の掌で踊らされていたとわかるだろう。実に効果的な方法で鑑賞者の心を掌握してきているのだ。心を掻き乱すのが巧すぎる。
′狂気′というものを描かせるとミヒャエル・ハネケ監督の右に出る者はいないと確信させられる奇作。

肝心な部分(WHY)が曖昧であり、鑑賞者の想像力によって補完させることが必須である。
ハネケ監督。
感情の氷河化三部作。

ある家族の何気ない日常から一転。

ありふれた日常への絶望。
kht

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3.5
妙な閉塞感漂う前半から、やっぱりというか知ってたというか、忍び寄っていた絶望の魔の手。大変失礼ながらミヒャエル・ハネケ氏、鬱映画界の巨匠だと勝手に思っていたが、処女作がこれなんでその認識は正しそう。

所有すること・残すことへのアンチテーゼのような破壊シーンに「ファイトクラブだ!」と興奮していたら…何で?突然死ぬ?何かしら説明してくれ!ゲオルクが「実は俺借金めっちゃ抱えてて…」「実は娘が回復不能な病気抱えてて…」とか言ってくれたら、まだ同情やら共感やら出来たかもしれないのに。セリフでショートカットしてくれないのがこの人なのかなぁ。そういえば「愛、アムール」もそうだった。
ciideus

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オールタイムベスト
退屈そうなのに全く退屈しなかった。
もの凄く心に残る映画だった。
tyapioka

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4.3
物を破壊するために物を買うという、どこまでも物に支配されている感じが強い。破壊が全く解放的でなく作業であるため、不快。がむしゃらに破壊するならば受ける印象も違っただろう。アクション映画の破壊シーンとは全くの別物。心中までも薬物という物を使うため、どこまでも物に支配されている印象を受けた。また、最後までテレビが点きっぱなしなのも同様の印象を受けた。子供が一番最初に死ぬため、子供さえも夫婦にとっては物で断捨離の対象だったのだろうか、と考えた。子供の死よりお金をトイレに流すシーンに批判が集まったのはこの映画ならではのエピソードな気がする。最後のパート以外は人物という物も含めた物の紹介に思えた。1日を切りとって並列にするという淡々とした構成、いくつもの解釈を与える答えを出さない作風は賛否がわかれるだろうが、映画としてこういう見せ方はひとつの発明だと思う。決して面白い映画ではなく、つまらないのだが、それでもやはり力がある。
mik

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4.0
記録
シゲ

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3.5
雰囲気は大好物
ただ、いつ?何が原因でそういう流れになったんや?って感じ
林

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4.5
救いがなさすぎて救い
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