ストーリーを説明しているサイトをあまり見かけないので、珍しく少しだけあらすじに触れます。
カンヌ映画祭に出入りしているかつての名(迷?)プロデューサー、サイは友人と賭けをする。
その内容は「何でもない素人を映画界のスターにでっちあげれるかどうか」というもの。
そこで見染められた脚本家志望のタクシードライバーと、脚本すら存在しない「カンヌマン」という映画を宣伝して大金を動かしていく、という映画祭を舞台にしたフェイクドキュメンタリー。
どういったネットワークでこの企画が成立したかは定かではないがとにかくキャストが豪華。
私自身は海外の映画祭に関して詳しくはないが、邦画「ジャッジ!」が広告祭を舞台にしたリアルコメディーであることを考えると、この映画もあながち架空の出来事とは言い切れない。
芸能の世界は本当に恐ろしく適当に構築されたハッタリ塗れのお祭り騒ぎだという側面を突きつけてくれる。
業界関係者、視聴者、共にある意味では見応えがある作品ではないかと。
個人的な作品の評価はもちろん高くないのですが。