回想シーンでご飯3杯いける

台北の朝、僕は恋をするの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

台北の朝、僕は恋をする(2009年製作の映画)
3.4
雨上がりの台北の夜景、ピアノの調べ、そしてフランス語のモノローグ、、、この冒頭の展開が反則級の美しさで、一気に引き込まれる。

パリに行った彼女を追いかける為に、フランス語の勉強と、不動産屋が斡旋する怪しげな運び屋の仕事を引き受ける事になった青年カイの物語。あまり裕福ではない彼は、立ち読みでフランス語の勉強に勤しんでおり、その本屋で働くショートカットの美少女スージーと出会う。

ぶっちゃけストーリー自体は大した事ない。だけど、悪人さえ悪人として描かない緩い描写が何とも言えない味を出していて、脇役を含めて、登場する若者達を応援したくなる。水餃子をはじめ台湾の屋台グルメがやたらおいしそうだし、街は美しいし、そして、台湾映画に欠かせないショートカット美少女を演じるアンバー・クオが凄く可愛い!