パリの街並みの美しさが全てを救った映画。
当たり前だけど、日本じゃなかなか(絶対?)見ることが出来ない美しい街並みは、観ていて惚れ惚れする。
日本でも石畳の道や、ちょっとお洒落な道を歩く時、気分が高揚しませんか??
わたしはそういう道を歩くと、無性に靴の音を鳴らして、コートを翻してカッコよく歩きたい、なんて思ってしまう。笑
ちょっと自分の中のステータスが上がったような気がして、特別な気分に浸れる。それこそ、日本人の「パリ」なんじゃないかな……だから「ここに住みたいな~」なんて思ってしまう。
この映画のパリに住んでいるという女性は、それとはちょっと違うワケがあるけど。笑
パリで一人暮らししている日本人女性。それだけで、何となく哀愁を感じてしまうのはわたしだけでしょうか…?
何か日本に居たくない理由があるんじゃないのかな~?
それってすごい悲しい出来事がキッカケだったんじゃないかな~?
なんて思わせる設定。
でも、この映画の女性にはその哀愁を感じすぎてしまった。指でツンって押したら、すぐ崩れて立ち上がれなくなっちゃいそうな女の人。上手く笑えてないし、何かを抱えてる。
それが観てて疲れてしまった。
そんな女の人が向井理演じる日本人観光客のどこに惚れたのかもよくわからない。パリで日本人に会う機会があんまりないから、懐かしい気分になっちゃったのか…?とか思ってしまったし。
兎に角、この女の弱々しい感じが何ともいけ好かなかった。笑
好みの問題ですね~
そしてセリフ一つ一つは素敵だとは思うんだけど、よくよく考えると凄い恥ずかしいこと言ってる。観てて恥ずかしい。
セリフ早く言えよ、なんて思ってしまったし、途中中だるみして飽きたな~とも。
桐谷美玲と綾野剛のカップルも、あまり魅力を感じられなかった。桐谷美玲演じる女の子もやっぱり観てて恥ずかしいんだよな~泣
オチもそうなっちゃいますよね~!!!!
まあ、大人の恋愛ということで、いいのか……?