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エル・ドラドのEyesworthのレビュー・感想・評価

エル・ドラド(1966年製作の映画)
4.7
【俺たちに隙は無い】

ハワード・ホークス監督×ジョン・ウェイン主演の西部劇作品

〈あらすじ〉
テキサスのエル・ドラドを久々に訪れたガンマンのコール。彼はそこで、地元の人たちの水の利権を巡った激しい銃撃戦に巻き込まれていく…。

〈所感〉
西部劇はあまり見ないのだが、ハワード・ホークス監督の晩年の作品でジョン・ウェインが主演ということでこれは見なきゃと義務感が働き鑑賞。4K版だったので映像が驚く程に滑らかで綺麗すぎる。ジョン・フォード監督作品のジョン・ウェインを見ていてもそうだが、彼は非常に巨漢で画面に立った時の占有率が高くまず視覚的な格好良さがある。ジョン・ウェイン演じる老ガンマンのコールは年齢相応の隙こそあり命取りになる場面もあったが、基本的には警戒心が強く、ここぞという場面での判断を誤らない怜悧さと強靭なタフさを兼ね備えていて熟練ぶりが見ものだった。前半は緩やかでこれといって展開らしいものはないが、相棒となるミシシッピや保安官J.P、ブルのパーティが揃った後の無双ぶりは気持ち良い。背中を向けたら撃たれる油断や隙が命取りの西部の熾烈なゲーム、人間模様の見せ方が巧みで普通に楽しめました。
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