ヒラリー

血槍富士のヒラリーのレビュー・感想・評価

血槍富士(1955年製作の映画)
3.5
東海道から江戸に向かう若様とお供、身寄りの無い子、身売りに向かう父子等、根無し草の様な人達のロードムービーであり群像劇
好きな酒、断り切れずまた呑まれる酒…
この世は金やと思うけど金だけじゃ満たされんものがあるよなぁ。
亡くなった命は金で取り戻せんし。
富士山の殿さんとか取り返せんかった娘とか突っかかってきた武士とか、今も昔もくだらん事で溢れてるなぁと思いながらもここまで振り切れたことは今の世の中出来んかな。
槍を振り回す立ち姿、あんなぶんぶん振り回して当たるのか!?て感じだったけど近寄れんし、刀じゃ太刀打ち出来んわな。
最後の曲の合わなさ具合に不謹慎ながらちょっと笑ってしまった。
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