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ステップフォード・ワイフのペジオのレビュー・感想・評価

ステップフォード・ワイフ(1975年製作の映画)
4.2
でも、やっぱりママみたいな「巨乳」が好き(男って奴は…)

観る前からオチは知っていたし、「ゲット・アウト」を観た時に「ステップフォードの妻たちに似てるな~」とも感じた(実際影響があるとジョーダン・ピールは公言してた。)
…でも、怖い
冗談みたいな話だが…だからこそ、「あり得ないことが本当に起こっているかもしれない」という不安は自身の世界の根底が崩れていく様な恐怖に繋がる
演出もその恐怖の醸成に徹している(リメイクは未見ですが、コメディタッチらしいですね。)
ラスト手前のカット切れる編集とか今でこそ良く見る手法だけど、70年代にこれをやってた事にちょっと驚いたし、しっかり効果的だった
(元々デ・パルマが監督する予定だったらしい。そっちも観てみたかった。)

60年代の理想のアメリカ家庭の作り物めいた気味悪さや、その後起こるウーマンリブに対する男女それぞれの反応など、多分に時代性を繁栄してるとは思う
それでもこの「理想」を捉えた風景のフレームの外の「現実」を皮肉るような作風は、SNSでリア充ぶりを競い合う現代にも通ずるのでは?

おっぱい1つ(いや2つか…)でテーマを表現している⁉
こんな怖いおっぱいは見たことなかった
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