予め変態映画の認識はあったけれど、興味本位に覗いて見たら、意外にも単なる変態映画じゃなかった。
なんだったら、ピュアなラブストーリー？
ちょっとした感動にも似た爽やかな着地に驚き！
趣味嗜好は人それぞれ、性癖だって度合いは違えど人それぞれ、一定数の悩みを解消する意味でも勇気を与える作品じゃないかな？
流石にジェームズ･スペイダーが登場した瞬間はぷんぷん漂う変態臭にギブアップも考えた。だってクローネンバーグの『クラッシュ』の彼だもの。笑
いや～それにしてもマギー･ギレンホールのすっかり精神を病んじゃった不思議ちゃんの演技が素晴らしい。体当たりの演技も素晴らしい。お尻ペンペンシーンの異様な状況には引くどころか笑いすら。
… 時に弟と重なる表情にはDNA感じたりして。笑
コレは厚めの変態ベールを被ったれっきとしたラブストーリーだと思う。
鑑賞後のこの爽やかな気持ちは全くの予想外！
面白かった。
