勅使河原宏と安部公房による社会派風ブラックコメディ⁈
京都文化博物館では、古い日本映画を上映しているので、中々観る機会のない作品の時にたまに遠出します。東京で言えば国立映画アーカイブみたいなとこで…
これを逃したら次はいつになるかわからないシリーズ(今名前つけた)。昨日文博のサイト見ててやってんじゃん!となり授業ぶっちしました。え〜〜〜〜面白すぎる。人間の人間臭さとか、謎が謎のままなとことか、観…
>>続きを読む何故殺した
1960年代福岡の炭鉱。炭鉱夫が閉鎖された炭鉱を訪れると、後ろから白いスーツの男に殺された。子どもはザリガニ釣りをして遊んでいる。白いスーツの男は駄菓子屋の女を買収する。男は幽霊となっ…
非現実の空想世界と現実世界が一体となった時、シュッと脳が急速冷凍で一瞬に凍りつく感覚。
ファンタジーでも有りコメディでも有り事件ものでも有る不思議な展開は、勅使河原宏ならではの泥臭さでヒューマ…
このレビューはネタバレを含みます
嗚呼おもしろかった...!
ミステリーかつサスペンスなのかと思いきや時にコメディ的でもあり、引き込まれた~
仕組まれた人違い殺人で殺されてしまい幽霊になって登場する男。
金に眩んで殺人の虚偽の証…
良すぎる…幽霊もお腹すくのか…
伏線回収とかすべてがスッキリ明らかになることに居心地の悪さを感じる人間にちょうど良い塩梅の種明かし。
シンプルな逆再生やフェードの視覚効果もシュールさが引き立つ。
効…
苦手な勅使川原宏監督作の中で1番好きかもしれない。不穏でシュールなミステリーとして面白く、死後の世界をオーバーラップや逆再生を使って描く視覚的な楽しさに溢れている。逆を言えば、これ以降の作品は“映像…
>>続きを読む( 復帰期間中につき一言感想のみ )
これも安部公房なんですね。
『煉獄』未読なのが惜しまれる。
この手の作品が黒澤等三羽烏の同時代に作られているというのが、やはり映画を国籍が同じだろうと一括り…
「なぜ殺されたのか」
多くの映画がその上映時間を掛けて解きほぐすその問いを、この映画は永遠の謎として不気味に振り回す。
殺された男は幽霊として事件にまつわる人達を傍観していく。当たり前に幽霊がいる世…