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キャプテン・ズームのmmのレビュー・感想・評価

キャプテン・ズーム(2006年製作の映画)
2.8
かなりライトなX-MEN:ファーストジェネレーション。スパイキッズや実写サンダーバードに近い雰囲気の映画。
元ヒーローのズームが微念力少女、サボり屋スケメン、一部分巨大化ボーイ、怪力ガールの4人を指導しながら悪に染まってしまった兄を救おうと頑張る。

ティムアレン演じるズームのキャラクターが面白い。皮肉なツッコミやテキトーなボケを連発。クスッとさせてくれる。
コートニーコックス演じるマーシャの凄まじいドジっ子ぶりも楽しい。ダンスシーンでの「近眼なのか、メガネを…」「いいの。あなたが近づいて」の会話が素敵だった。

今作では訓練シーンをはじめ様々な場面でロックな洋楽が流れる。ノリの良い音楽がたくさん流れるので、観ていて楽しい気分にさせてくれる。脚本自体は正直、かなり薄いのだが、テンポの良さと明るい音楽でカバー。楽しませてくれる。

クライマックスのvsコンカッション戦、全員にちゃんと見せ場があるのはgood.しっかりチームしていて良かった。
贅沢だがもうちょい迫力あるアクションが欲しかったか。

テンポは良いのだが、良すぎて人物の心情に物足りなさ、唐突さを感じてしまう。もっとじっくり描写してほしかったのが本音…
いまいち悪になりきれてない兄、「悪のパワー」についての説明や、その解決方法、スカンクボタンの必要性、軽すぎな訓練など、かなり大雑把な荒さが目立つ脚本ではあるし、対決のあっけなさの不満点もあるが、ノリの良い音楽と物語の閉め方がキレイだったので、まあいっか!
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