のんchan

リターン・トゥ・パラダイスののんchanのレビュー・感想・評価

4.1
ほぼ4半世紀前の作品。日本未公開でMark数が少ないけど、見応え十分で面白かった🌟
2転3転するので予測は裏切られ、不透明な結末でもあるが、社会派サスペンスであり、男の友情、恋愛、命の尊さ、他国の法廷劇...様々な重要なテーマが絡み合っている。
若き俳優たちの演技がとても良く、しかもそれぞれが活躍を維持しているのが凄いこと👏


2年前のマレーシア🇲🇾から始まる。その地で出会ったアメリカ人の若者3人。とにかく、若さありきで羽目を外して豪遊する。酒、女、そして大麻をイタズラに吸って、5週間後に別れる日が来る。何気に大麻の残りをゴミ箱へ🗑
ルイス(ホアキン・フェニックス、当時24歳)は環境保護活動をする為に現地に残り、2人は帰国して会うこともなくそれぞれ仕事をしていた。
ある日、運転手をしているシェリフ(ヴィンス・ヴォーン、28歳)の前に弁護士と名乗るベス(アン・ヘッシュ、29歳)が現れ、ルイスの現況を知らせる。それが2年間服役していて、8日後には絞首刑になると言うではないか?
それはシェリフがゴミ箱に捨てたあの大麻のせいだった。
トニー(デヴィッド・コンラッド、31歳)はハーバード大卒で仕事も順調、そしてケリー(ヴェラ・ファーミガ、25歳)と婚約中。
さて2年後に再会した2人は、ルイスを救えるのか?どうするべきなのか相談するが...

刑法は国によって様々だということを良く理解していないと、外国で軽はずみな行動をしたことで、命に関わることになる。
因みにマレーシアでは、大麻所持量が100gを超えると売人と見做され罪状が密輸になる。

売人の嫌疑を晴らす為には3人で責任を分担する必要があり、2人がマレーシアに戻って服役すれば全員が刑期3年に。1人だけ戻れば6年。2人とも戻らなければルイスは死刑‼️


この時のホアキンはジョーカー🃏並みに痩せていて、演技が素晴らしい✨👏

主役のヴィンス・ヴォーン(196cm)が超デカい😮優柔不断の遊び人だけど、微妙な心の動きの表現が上手い👌
新聞記者役でジェイダ・ピンケット・スミス(27歳、152cm、関係ないけどウィル・スミスは188cm)と並ぶとまるで大人と子供😵そんなことより、この記者のせいで事件が動いてしまう😱

他国での判決は納得行かないし、それぞれの後悔は生涯付き纏うだろう。かなり辛口だけど、ラストは希望が見える未来を感じさせる💟

心から観て良かった⭐️


※ジャケのヴィンス・ヴォーンがなぜかヒース・レジャーに見えません?
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