No.2528.
まさかの「後味悪い系」映画でした。でも、だからといって低評価にできない、なんとも言えない不思議な余韻のある映画でした。
アメリカの若者3人シェリフ、ルイス、トニーがマレーシアのペナン島へ遊びに行きます。
そこで軽い気持ちで麻薬に手を出します。
それからしばらくして、3人のうちの一人ルイス(ホアキン・フェニックス)はそのまま現地に残り、残り二人は帰国。
さらにしばらくして、ルイスの弁護士と名乗る女性がシェリフの元を訪れ、次のように言います。
「ルイスがあの時の麻薬所持で現地で捕まった。しかもマレーシアの司法制度により、死刑宣告を受けてしまった。だが、あなたたち二人(シェリフとトニー)が現地へ戻って服役すれば、ルイスの死刑はまぬかれる」
と。
さぁ、困った、シェリフとトニー。
ルイスとの友情を取れば異国の地で服役生活、
取らなければ自分たちは自由の身だが、ルイスは死刑・・・。
ストーリーは上手い具合に転がっていって、最初のうちはヒューマンドラマとサスペンス半々ぐらいの感じが、
途中から完全にサスペンスになり、最後はちょっとホラーみたいな怖すぎる展開に。(※ただし、ほんとに裁判長はあんなことが独断でできるのか、そこは鵜呑みにしていいのかしら・・)。