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プレイタイムのgikosのレビュー・感想・評価

プレイタイム(1967年製作の映画)
4.2
近未来のパリに突然迷い込んでしまっなおっちゃんの話。といってもストーリーはなく、同時多発的にイベントが起こっている状況を"眺める"感じ。おっちゃんはあくまで案内人。

視界誘導も、話の起伏もないけど、前半後半でそこはかとなくテーマが変わる。
前半は都市にフォーカスしている。それはミースの建築がグルスキーの写真のようにひたすら反復されている都市風景を眺めるような。
後半は人々にフォーカス。ウォーリーを探せ的な、有象無象の人々のコミカルな日常を遠巻きに眺めるというような体験だ。

「フィツカルド」に似た並々ならぬというかやりすぎ執念を感じアツい気分になること請合い。
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