トロかじき

北国の帝王のトロかじきのレビュー・感想・評価

北国の帝王(1973年製作の映画)
3.5
北国の帝王

リーマービンVSアーネストボーグナイン!
アルドリッチ監督が描く男たちのアツい戦い!男のロマンここにあり!

1930年代の不況極まるアメリカ。ホーボー(移動人工)は北へ向かう列車になんとかして無賃乗車。それを死ぬほど許さない鬼車掌は見つけ次第撲殺レベルに痛めつけるのであった…

そう!キセル客と車掌のアツい戦いというね!えっそんな話かーいw

レンタル屋やセル屋で「男たちの熱いドラマ!」とか書いてて気になってたんですが…JR職員とキセル中学生という当時のワテらの話みたいやなwww
和歌山行く時ちょいちょいキセルしてたなぁ…無賃乗車ダメ⭐︎ゼッタイ

ボーグナインのギョロ目演技やリーマービンの無口男気マンもええけど…
いやアカンやろ無賃乗車は!

でも、ボーグナインが繰り出す必殺技「車両の下におるヤツへのケツ攻撃」とか爆笑やし、2人が直接対決するバトルシーンもお互いのエモノの利点を生かしきれていないプロレスっぷり!
ブルーザーブロディも草葉の陰で泣いてるぞ!

よくこの物語で「アツい男のドラマ」とかアオリで書けたなぁと思うが、当時の労働者の文化や汚れた衣装、リーバイスの1stとかこの頃の人は普通に着てたんかなーと思わせる絵、
ノーミニチュアな列車シーン、広大な風景と…

見所ある、かなり味のある映画だったのは間違いない。