kazマックスグローバーレッド

大女侠のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

大女侠(1968年製作の映画)
3.5
再鑑賞。『大酔侠』の続編でペイペイさんが演じた「金燕子」が原題、英語タイトルも「Golden Swallow」。なのにいつの間にか見せ場は香港映画界の大御所ジミー・ウォングに持って行かれてる。映画が始まって1分ほどでまた毒針に刺されるペイペイさん。だからグリーンディスティニーでは逆に自ら毒針吹きまくってたのか。

悪党なら下っ端に至るまで皆殺しにするのが信念の銀鵬と金燕子を助けたハン大挟が対決。銀鵬とハン大挟がエロ詩吟の人と雨上がりの人にそっくりでした。


「軽功」の達人ジミー・ウォングは完全に飛んでいて、ショウ・ブラザースならではの残酷カンフー描写は前作よりエスカレート。腹と膝を切断する二枚刃ギロチンで裏切り者を処刑。ガチョウ盗み食いの容疑をかけられた少年は濡れ衣を晴らすために自らの腹を剣でグサッ!。その少年はお馴染み子役時代のマースでした。ハン大挟の弟分フー・チェンを演じてるウー・マさんも若い。60年代から役者やってたんだ。