しげのかいり

風に濡れた女のしげのかいりのレビュー・感想・評価

風に濡れた女(2016年製作の映画)
4.3
無欲な男を出すが、けっきょく「ポルノ」だからエッチせざるを得ない。その運命の喜劇性が面白い。それから「演劇的」というよりも「擬演劇的」と呼ぶべき作品で、舞台の本番のようないま・ここで想起される緊張感(ゲーム性)はなくて、代わりに「セックス」というオチがわかった上でどこで出て来るかという緊張感がある。