ごまだんご

ラガーンのごまだんごのレビュー・感想・評価

ラガーン(2001年製作の映画)
4.3
これまでに鑑賞した映画の中でダントツで長かった、、
その長さなんと224分!
流石に1度では見きれず複数に分けて鑑賞しました

今作の舞台はイギリス植民地時代のインド
干ばつが続いている小さな村チャンパネールの村人たちに課せられたラガーン(年貢)の量を巡り、農民とイギリス人がクリケットで戦うスポコン映画です

まず、世界観が本当に素晴らしかった
村の作り込みが素晴らしく、本当に存在する村のようでした

演技はみんな最高です
どの役者も良い意味で芋臭さが感じられて、本物の村人に見えました
沢山の役者が登場する映画なんだけど、1人1人の個性や関係性が面白かった
長い映画なんだけど、その長さをあまり感じなかったのはキャラクターが良かったからだと思います

アーミル・カーンはどんな場面でも存在感が素晴らしく、彼のカリスマ性を改めて感じました
ダンスシーンもキレっキレで最高です
まさに“Mr.パーフェクト”です

クリケットの試合は結末がわかっていようともハラハラする場面が多く、試合にのめり込んで楽しむことが出来ました

唯一気になったのはイギリス側を絶対悪として描きすぎていたこと
ラッセル大尉(悪役)のバックグラウンドなんかがあったらもっと良かったと思う

割かし暗いテーマ、読める展開でありながらも鑑賞後には清々しい気持ちになれました
もし、この長さに耐えられるのであればオススメの作品です
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