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ラガーンのTSのレビュー・感想・評価

ラガーン(2001年製作の映画)
3.4
【試合を映す時間が長すぎる】74点
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監督:アシュトーシュ・ゴーワリケール
製作国:インド
ジャンル:スポーツ
収録時間:224分
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遅くなりましたがあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。去年は320本ほど更新できたのですが、今年は目指せ2600本目なので、仕事と両立できるようにコツコツみていきたいと思います。

さて、12時間のフライトだったのでnetflixでダウンロードしていたコイツを見ました。200分超えのインド映画なので外さないだろうと思いましたが、結果的に普通でした。誰でも予想できる展開、ハリウッドなら二時間ほどで終わらせれそうな内容を三時間半くらいチンタラとやっている。インド映画とはいえ、今回はさすがにため息がでました。数多くの賞をもらい、賞賛されている映画なだけに少し残念でした。

ラガーンとは地税のこと。19世紀末のインドは大英帝国の支配下にありましたので、地元の王である藩王たちはイギリスの将校に従わざるを得なかったのです。そんな中雨が降らなくて年貢を納めれない村人たちが、イギリス人たちにクリケットを挑み、勝てば年貢をチャラにしてもらえるという展開になっていきます。ラッセル大尉がクリケットを貶されたということで挑発したものであり、イギリスというよりかはラッセル自身のプライドをかけた闘いとなっております。

前半は面白い。ラッセルの村人に対する挑発や、徐々に仲間が揃ってきてイギリスに挑むという展開は見ていて飽きません。ただし、今作の厳しいところは後半90分延々とクリケットの試合をするところにあります。クリケットに詳しい方やスポーツのシーンを長くして欲しい人からすると適正な時間かもしれませんが、それにしても90分は長すぎる。短めの映画が一つできてしまうくらい。長いので最初で生まれた高揚感も終わり間際ではかなり下がってしまっているという始末。

まあ誰が見ても結局逆転勝ちするんだろうなと容易に推測できるので、もう少し短くしても良かったのではと。唸らされるシーンも少なく、ボリウッドの中でも控えめのダンスシーンでして、もちろん悪くはありませんでしたがボリウッドの中では長い割にあまり響かなかった映画でした。劇場未公開ですしレンタルも厳しいかもしれませんが、幸いにもnetflixで観れるので興味のある方は是非。
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