おだまき

シュレックのおだまきのレビュー・感想・評価

シュレック(2001年製作の映画)
3.6
平穏な生活を取り戻すため、怪物シュレックはファークアード卿の取引条件を受け入れ、火を吹くドラゴンに囚われたフィオナ姫を救出することに。実は姫には大きな“秘密”があり…。


USJのアトラクションで見たものの、原作を見たことなかったので視聴。



ディズニーや王道おとぎ話に恨みでもあるの?シンデレラに故郷の村焼かれた?って聞きたくなるくらい色々逆らってる作品。
しかし、ただ王道に反しただけの作品ではなく「見た目や定説より中身が大切」というテーマがしっかりあるところがこの作品の良さだと思います。


見た目による葛藤も現代版「美女と野獣」みたいで好きですが、定説に逆らう様子が印象に残りました。

ドラゴンに助けられた直後「お姫様は王子に素敵なシチュエーションで助けられなければいけないの」とシュレックにあれこれ言う姫。しかしシュレックと仲を深めた後、自称ヒーローに捕まった姫は助けられるのを待たずに自力で脱出します。
その様子は「助けられるのを待たなければならない」という姫自らがかけた呪いから解放されているようで好きです。

「醜い見た目はお姫様に似合わない」
「不気味な怪物を好きになる人なんていない」

本作はおとぎ話の定説に逆らうと同時に、登場人物自らが思う「○○は✕✕でないといけない」という思い込みによる呪いから解放される話でもあるのかなーと思いました。

2021-101
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