あいうえお

マニラ・光る爪のあいうえおのレビュー・感想・評価

マニラ・光る爪(1975年製作の映画)
3.4
会話シーンや、主人公の潜んだ暴力性が明るみになるプロセスが面白くない。どう転んでも「労働者=搾取の対象」の構造に行きつくのだから、もう少しダイナミックな要素を入れてほしかった。
原作を丁寧に映像化しようとしているのは分かるけれども、おそらくそれが裏目に出てしまったのでは。
特にそこまでは退屈にはならず、楽しく鑑賞できた。東南アジアのレアな旧作を観れたので、総合的には満足している。