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山の焚火のkyokoのレビュー・感想・評価

山の焚火(1985年製作の映画)
4.0
マウンテン・トリロジーってなんやねんって思ったけど、たしかに見晴らす限り山・山・山、圧倒的山映画だった。

文明とは無縁の生活をしながら、街を「下」と呼ぶ不遜さといい、景色の広さに対して、この家族が持つ世界のなんと狭いことよ。生性死がここに完結している。

いちいちハッとさせるカメラワークで捉えた山と彼らの姿は美しいんだけど歪。歪だけど純粋。純粋だけど不気味。
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