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山の焚火のyoko45のレビュー・感想・評価

山の焚火(1985年製作の映画)
4.3
 抗えない風と雨、ささやかな営み、人目はなく山だけが見ている焚き火の前で人が交わる。冬が来れば雪が積もり、谷を超える隣家への道も閉ざされ、蝋燭に囲まれながら人が弔われる。
 聞こえなければ音のない世界が普通、山で暮らせば山と生きるのが日常。山は何も支配せず何からも支配されない。やがて春が訪れても、姉弟は山を降りることが出来ないかも知れない。

(メモ)
本能を考える
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