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山の焚火のmiyuのレビュー・感想・評価

山の焚火(1985年製作の映画)
4.0
今月 やっと映画館へ行けました。。。←仕事柄、1日から 16日まで 休みが無かったので😭💦 
映画館は無理でした。。。

で…
映画なんですが…
マウテン トリロージとして
スイスの巨匠のフレディ M ムーラーの傑作『山の焚火』がデジタルリマスターとしてよみがえったものです。。。

近所のみなみ会館で、上映されていたので
1番見たかった『山の焚火』行って来ました✨

残り2作は…
『われら山人たちーわれわれ山国の人間が山間に住むのは、われわれのせいではないー』(1978年)と『緑の山』(1990年)というドキュメンタリー映画です。。。(←まだ、見てないですが…)

本作…
アルプスの山で 自給自足の生活をする父 母 姉 弟の家族4人。。。

見るからに 斜めに傾いた山の土地…
草を刈るのも一仕事…
太陽が 妙に近く感じる山のなか….

聾唖の弟に 甘い母と姉…

姉は 普通に生活力もありそうな子なのに
家族の為に、山の生活を強いられる事になる…

どこか 弟への母や姉の甘さが
これから起こる事への
不安定な出来事への 序章の様な…
そんな気持ちがしてしまいます。。。

弟が、癇癪持ちなのは 父親譲り性格みたいだ…

人と交わって生活する事を拒んだ家族だから
こそ…
起こるべくして 起こった出来事…

それをすぐに 受け入れられた母と
対照的な父の姿…

そこから 急激に 落ちていく家族…
ラストに 救いはあるのだろうか…

若い2人に 何が待っているのか…

現代の世の中にも どこか 通ずるものを感じる映画であった…

ヘリコプターの音が 近くて遠い…

彼らの生活と 世間との距離を表している様な…

子ども達を 世間と切り離したのは 親のエゴの様に思えてならなかった…
親のエゴが この子達に罪をつくらせたのが
いたたまれない気持ちになった…
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