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マンドロイドのswansongのレビュー・感想・評価

マンドロイド(1993年製作の映画)
2.9
思考のみで操縦可能な高性能ロボット = マンドロイドをめぐる、マッド·サイエンティスト× 善良な科学者チーム× CIAエージェント× 東欧某国の秘密警察、4者入り乱れての争奪戦!

でも、ちょっと待って。
これだけオモシロ要素がそろってるのに、マンドロイドのルックも物語の展開も登場人物の性格も、何から何まで生真面目すぎて、なんだか物足りないなぁ。
どうせならお得意の、もっとぶっ飛んだ描写をガンガン放りこんだらいいのに。

クライマックスはやっぱり、"自ら最強の戦闘用サイボーグとなったマッド·サイエンティスト" vs." ◯◯に弱点を抱える満身創痍のマンドロイド"の一騎討ちしかないでしょ。(笑)

ケレン味とキャラクターの掘り下げのバランスって、ほんまに大事ですよね。

あるいは低予算のトンデモ系B級映画に強いチャールズ·バンド一座が、最大の武器である"遊び心"を忘れたらアカンということかなぁ。
("何発被弾してもなぜか死なない銃撃戦"は、狙ってやってるんだろうけど…)

ところで映画の初めから終わりまで、ず~っと"蚊帳の外"に追いやられていた不憫な透明人間の "その後"が気になりますね。
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