縫い裁つりんこ

サティスファクションの縫い裁つりんこのレビュー・感想・評価

サティスファクション(1988年製作の映画)
4.0
ひと夏で終わる恋のアバンチュール感と少女が大人の女へと変わる瞬間が軽快に描かれていて、後味がめちゃくちゃフレッシュ。
愛があるうちに別れる恋ってロマンがあるよね。

後、ストーンズみたいなロックを女の子が弾いてると青春爆発!って感じがあって、たとえ映画の中の演技でも尊い。
やはりロックは若さだと思う。

ラストにひと皮むけた女の子が歳上の彼氏のシャツを戦利品にもらって去っていくシーンを観てると、昔のアイドルソングで学校の先生と付き合ってる女の子のイメージがぼんやり浮かんでくる。
昔から良い子じゃいられない女の子は魅力的なんだと偉い人達が言っていたのを思い出す。くそー、私は昔も今も良い子ちゃんやで、ほんと悪くなりたい。

歳上のおじさんに背伸びして恋をするJKも良いけど、JKに振り回される歳上のおじさんリーアム・ニーソンもたまらない。本当はリーアム・ニーソン目的で今作を観たけど、意外と良い青春映画で良かった。