ももさく

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のももさくのレビュー・感想・評価

2.7
病室で辛そうな母親を見守る娘。母親は話しはじめる。時計職人ガトーの事を…。話し終わると娘にベンジャミン・バトンについて書かれた日記を読ませる。

ベンジャミン・バトン (ブラッド・ピット、トム・エヴェレット、 ロバート・タワーズ、 スペンサー・ダニエルズ、チャンドラー・カンタベリー、 チャールズ・ヘンリー・ワイソン)生まれた瞬間から老人で少ししか生きられないと言われていたが車椅子生活から徐々に若返っていき何とか生き延びる。

デイジー・フューラー (ケイト・ブランシェット、 エル・ファニング、マディセン・ベイティ)バレエダンサーが夢。

クイニー (タラジ・P・ヘンソン)老人施設の経営者。ベンジャミンの育ての親。

ティジー (マハーシャラルハズバズ・アリ)クイニーの夫。

マイククラーク(ジャレッド・ハリス)船の船長でベンジャミンに遊びを教える。タトゥーが入っている。

トーマス・バトン (ジェイソン・フレミング)出産が原因で妻を亡くす。ベンジャミンの父親。

エリザベス・アボット (ティルダ・スウィントン)夫はスパイ。真夜中にベンジャミンとよく語りあった。泳ぐのが得意。

キャロライン・フューラー (ジュリア・オーモンド)デイジーの娘。

ムッシュ・ガトー(イライアス・コティーズ)時計職人。

他登場人物→看護師、老人施設の人達、ピアノを教えてくれた老女、船の乗組員、デイジーのおばあちゃん、タクシー運転手他。



切ない…見た目は、おじいちゃん、でも中身は子供、そこからがスタート。それを周りは理解してない。好きな人はどんどん老いるのに自分はどんどん若くなっていく。

巻き戻る時計、ニューオーリンズ、ハリケーン、雷7回、売春宿、船での旅、キャビアとウォッカ、逢瀬、戦争、貯めた給料、1328人の命、ハチドリ、犬、ボタン、ヨット、ニューヨーク、パリ、事故、メゾネット、ハガキ、インド、認知症も印象的。

あんなちんちくりんなおじいちゃんがどんどん若返りそのうち完璧なブラピとなるんだけど本当イケメン。バイクに乗るのもカッコいい!。ケイト・ブランシェットも他の作品だとキツイ役柄のイメージがあるけど、この役は穏やかな表情。

若返りとか、歳を取らないとか的な映画って邦画も洋画もいくつか見てきましたし結構好きな作品多いけど、この作品は何となく胸が苦しい。

ファンタジーととらえれば、まぁそこは流す感じにしたのかもしれないけど、こんな人が存在したらマスコミは放っておかないし色々人体調べられたりとかもありそうなのに、そういう事一切なくスルーな感じで進んでいくからスムーズ。

決して一途な恋って感じでもなく、そこそこに色んな人と出会い経験していく中で根本にいたのはこの人だったみたいな?。男慣れして擦れちゃったデイジー見て若干冷めてたしね。

「抱いてくれる?」「もちろんだ」のシーンはドキッとしましたね。

この作品は、なんとなくのあらすじを知っていても、どう終わらせるのかが想像できなかった。仕方ないけどスッキリはしない。なんとなくしんみり見終わった。

「人と出会い様々な価値観を知って欲しい」

「今、生きてる事に感謝しなさい」

       「僕は子供なんだ」

「時を戻せば戦死した我が友たちが戻ってくるかもしれません」