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ベンジャミン・バトン 数奇な人生のkuのレビュー・感想・評価

3.9
今作は、人間ドラマです。

内容は、80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン。時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが……というもの。

生まれた時からシワシワで骨も弱く、白内障で目も見えないというまさに老人のような赤ちゃん。そこから年齢が上がるにつれて若返っていくんですが、この斬新な設定が面白かったです。文字で見ても全く想像できない内容なので、この展開の読めなさは今作を見ないと味わえないと思います☺️

今作は感動ものという位置付けですが、個人的にはあまり感動しなかったですね。感動というよりかは、1人の男の人生を俯瞰で見ていたので、観察者のような感じでした。終わり方は少し切なく、ああ、こういう終わり方なんだと驚きましたが。強いて言えば、もう少しベンジャミンの少年期が見たかったですかね🤔   

長さでいうと3時間弱のため、長編の部類ですが、一切飽きることなくエンドロールまで見入っちゃいました。それくらいベンジャミン・バトンの人生に引き込まれちゃいましたね。0歳→80歳ではなく、80歳→0歳に若返っていくベンジャミンはどのような人生を歩むのか。気になる方はぜひ🤗
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