なつみかん

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のなつみかんのレビュー・感想・評価

3.4
時間の流れに逆らって生きることを強いられたベンジャミンバトンの数奇な人生の物語

大好きなフィンチャー監督の作品ということで鑑賞

ちょっと想像と違ったけれど噛めば噛むほど味が出る、そして人それぞれ様々な解釈ができる作品のように思えました

人は老いることを極端に嫌がる
だからアンチエイジング商品が飛ぶように売れたり、不老不死をテーマとした物語がたくさん生まれる
人間の際限なき欲望の最終目的地は不老不死かもしれない

でもどうでしょう?世界の中でたった一人、自分だけ時の流れに逆らって生きることを強いられたら
人の何倍も他人の死と向き合い、倍速で広がる年の差に苦悩するでしょうね

老いることを嫌がらず、身近な人とともに変わらぬ年の差で老いることができることに感謝したいものです

ベンジャミンは迷惑をかけまいと妻と子のもとから去りましたがそれは正しい選択だったのでしょうか
デイジーだって歳をとり、いつかは誰かのお世話になります
だからこそベンジャミンは妻子のもとを去るべきではなかったでしょう
少しでも長い時間ともに過ごしてあげる方が妻子のためだったと思いますが‥
しかしそれも愛するが故ですが